新型コロナウィルス感染拡大が2021年新卒の就職活動に大きな影響を及ぼしています。「リクナビ」を運営するリクルートキャリアや同業のマイナビは相次いで、合同企業説明会の中止を発表し、今後の開催も当面見合わせるなど企業、就活生にとって先行きが不透明な状況が続いています。そんな中、WEB動画を活用した採用活動の“ウェブ就活”を推進する企業が増えています。本記事では、採用活動における動画の有効性や方法を解説していきたいと思います。

就活生＝動画ネイティブ世代？

スマホの普及にともない、SNSやyoutubeで当たり前のように動画を視聴する世代である現在の就活生。Tik Tok Adsが日本におけるTikTokユーザーの動向と実態をまとめた「TikTokユーザー白書」によると、

TikTokユーザーに対して、TikTok利用後の行動変化に関して調査したところ、「文字や画像より動画を見ることが増えた」と答えたユーザーが4割を超え、「写真よりも、動画を撮ることが増えた」（17.5％）ということもわかった。3Gの文字文化から4Gの画像文化へ移行し、ついに2020年5G時代への突入を目前にして、動画コンテンツをメインに行動する「動画文化」が人々に浸透し、動画ネイティブ世代が台頭し始めていることがうかがえる。

参照：https://advanced.massmedian.co.jp/news/detail/id=1838

とあり、動画が生活に根付き始めていることが伺え、5G時代に突入すると加速度的に動画視聴がより身近で当たり前の時代になることが予想されます。

採用動画のメリット

3.印象に残り、他社との差別化になる

昨今、動画を活用する企業が増えてきているとはいえ、福島県内企業で採用動画を活用している企業はまだ少なく、就職サイトや自社HPをはじめ、写真や文字で広報をしている会社との差別化が図れます。株式会社LOUCUSの静止画と動画に関する調査によると記憶に残りやすさが1.65倍、ブランドへの好感度が上がったユーザーが5倍になったというデータもあり、自社の印象を残し、他社との差別化に動画はとても有効的であると言えます。

記憶に残りやすさ　・・・・・・・・・・・・・1.65倍

内容を覚えているユーザーが　・・・・・・・・1.2倍

ブランドへの好感度が上がったユーザーが　・・5倍

次のサイトへ訪問したユーザーが　・・・・・・1.3倍

参照：https://www.careermart.co.jp/blog/blog/archives/4901

採用動画の種類

1.会社紹介動画

企業の歴史やビジョン、事業内容、規模などを紹介する動画です。御社のことを知らない就活生にまずは御社がどんな会社なのかを理解してもらうことを目的とします。

参考動画：タイガー魔法瓶2020 新卒採用動画【会社紹介】

https://www.youtube.com/watch?v=Wmxem07R4iI

2.社員インタビュー動画

実際に働いている社員が自らの言葉で、仕事のやりがいや将来のビジョンを語ることで就活生は自分の未来と重ね合わせ、リアルにイメージすることができ、入社後のミスマッチも防ぐことができます。

参考動画：【JINS RECRUIT 2020】株式会社ジンズ 新卒採用 メッセージムービー

https://www.youtube.com/watch?v=BUseEhdXshE

3.職場紹介動画

入社後に実際に働くことになる職場の雰囲気を日常を切り取った形で動画にします。また、社員の1日を追ったドキュメンタリーや福利厚生、キャリアアップ制度などの情報を入れることでよりリアルに働くイメージを伝えます。

参考動画：SOX・イエローハット　職場紹介動画

https://www.youtube.com/watch?v=qV2_FBKuEbI

まとめ

ネットでの動画視聴が当たり前の世代である新卒者へのコミュニケーションツールとして採用動画は効果的であり、もはや必須のツールとなっています。特に、福島県内へのUターン希望者などは交通費をかけて説明会に参加しますので、場所と時間を選ばず、深く企業研究できる動画はリクルーターの負担軽減にもつながります。また、事前によく企業のことを知ってもらうことで採⽤におけるミスマッチを防ぐ効果もあります。

この機会にぜひ採用動画の導⼊をご検討ください。

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