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Blog【採用担当者向け】採用フェーズによる適切な動画制作

2022.09.13

こんにちはkeyframes(キーフレームス)ディレクターの曽我です。前回のブログでもご紹介しました最近ニーズが高まっている採用動画について今回もお話ししたいと思います。採用担当者様からいただくご相談でよくある「どんな動画を作ればいいのでしょうか?」というご質問。確かに社員インタビュー動画や会社紹介動画、ブランディングに寄った動画など様々な採用動画が存在します。そこで今回は、採用のフェーズにおける適切な動画の形式をお話ししたいと思います。

採用フェーズによって採用動画の形式は異なる。

採用と一言で言っても「募集→エントリー→説明会→選考→内定→入社」といったように入社に至るまでの様々なプロセスがあります。そのプロセスの中で、当然ですが、就活生のマインドも変わっていきます。つまり、どのマインドの就活生に見てほしい動画なのか?もしくは就活生のマインドをどう変化させたいのか?ということを考慮し、それに合った動画が必要ということになります。

【phase1】募集時に適切な動画

「就活生にまずは自社を知ってもらう」というフェーズです。就活生にとって既知の福島の企業はいくつかあるかと思いますが、実はあまり知られていないけれど素晴らしい企業もたくさんあります。つまり、知っていなければ応募は来ませんので、まずは認知を獲得することが大切です。この認知獲得のフェーズでは「ブランディング動画」が適切です。ブランディング動画とは?となるかと思いますが、シンプルに言えば、動画を見た就活生が「なんかこの会社良さげ!」「福島にこんな会社があったんだ」など採用に関する詳細ではなく、企業名、コーポレートメッセージ、もしくは採用コンセプトを軸にしたブランドの認知を図るための動画です。もちろん、動画を作成しただけでは就活生に見てもらえませんので、web広告(SNSやYouTube広告なども)などでプロモーションをしていく必要があります。そのため、長尺の動画ではなく見やすい2分程度や広告用であれば15秒、30秒など短尺の動画がおすすめです。

【phase2】エントーリー時に適切な動画

エントリーをしてもらうために興味喚起を促し志望動機を形成する動画です。「良さそうな会社だけど、どんな会社なんだろう」というマインドに対して、企業の理念や求める人物像などをまとめたコンセプト動画や実際に働く社員のインタビュー動画オフィス紹介動画などで「ここで働いてみたい!」「こんな社員になりたい!」と思ってもらえるような動画を制作します。

【phase3】説明会時に必要な動画

説明会に来ていただいている段階である程度の志望動機は高まっている状態もしくは、とりあえず説明会に参加してみたという就活生もいるかと思います。それらを踏まえ、この段階では、より深く簡潔に企業のことを知ってもらう動画が必要となります。「3分でわかる〇〇会社」や「〇〇会社の5つの特徴」など企業の強みや特徴をまとめた動画が有効的です。通常説明会などで使用されているパワーポイントのスライドを使用した動画やアニメーションを使ってよりグラフィカルに表現したものなどで就活生にわかりやすく伝えることが大切です。もちろんリアルな会社説明会だけではなくオンライン説明会など、動画にすることで、就活生はいつでもどこでも閲覧することができ、且つ情報の均一化が図れます。また、「社員密着動画」や「社長メッセージ動画」「社員インタビュー動画」などで、リアルに会社のことを知ってもらい自分が就職した後のイメージを持ってもらうことが大切です。また、リアルに想像してもらうことで入社後に「想像と違った」などのミスマッチングを防ぐこともできます。

【phase4】選考段階に必要な動画

このフェーズでは、ある程度企業のことを知ることができたが、「他社と比べてどうか?」という比較の段階となります。福利厚生などの待遇面をきちんと伝えることはもちろんのこと、「本当に自分に合っているか?」どうかという就活生の視点を考慮する必要があります。もちろん、実際に働いてみなければわからないことは多々ありますが、社員の座談会動画などで社員が社内で会話しているようなフランクな雰囲気で撮影を行い、素の部分を見せることで「自分もこの会社ならやっていけそう」という安心感と共感値を高めます。

【phase5〜phase6】内定辞退率を下げるための動画

「就活の教科書」の調べによると東北地方の新卒者の獲得内定数は平均して1.8社というデータがあります。全国平均は2.04社ですので若干低くはなっていますが、就活生は最後の最後で2社から1社を選択するということになります。また、別の調査によると内定辞退率は6割という数字も出ていることから、企業は内定を出して終わりではなく、入社までの間に内定者に対するフォローをしっかりと行わなければなりません。もちろん、企業は一人を採用するために多くのコストをかけていますので、ここまできて辞退されてしまうと大きな損害となります。内定後のフォローとしては動画にかかわらずLINEやSNS等で密なコミニュケーションを定期的に行うことも重要です。コロナ前でしたら内定者を集めて、先輩社員との親睦会も開催できましたが、今はなかなか難しい状況です。そこで、動画を活用する企業も増えています。入社後すぐに「先輩」となる社員を職種別に紹介し、内定者に対してメッセージを送ったりと内定後のモチベーションを維持するとともに、不安なく入社できる環境を伝えることが重要です。また、社長直々に内定者へ向けたメッセージを送ることも効果的です。その際は、「〇〇さん、内定おめでとうございます」「○○さんは、〇〇が得意なんですね。」「大学では、〇〇を頑張ってこられたのですね」など一人ひとりの名前とエピソードを添えてあなただけへのメッセージとすることが大切です。就活生にとって自分のことを社長が知ってくれているというのは嬉しくもあり、意欲を掻き立てるものでもあります。

まとめ

このように採用フェーズによって効果的な動画は異なってきます。弊社では、採用フェーズの中でどこに課題があるのか、認知なのか、理解促進なのか、内定辞退阻止なのかなど、きちんとクライアント様と課題を共有、分析し、課題解決に向けて動画を作成する「目的」を明確にした上で、企画のご提案、撮影、編集までワンストップで行なっています。動画に限らず、採用コンセプトに立案から採用サイト、会社案内などの各種コミュニケーションツールの作成も行なっておりますのでお気軽にご相談ください。

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